御蔵島ドルフィンツアー 1日目  2004.08.22〜24

集合・出発/朝のお散歩/講習会/いざ海へ/交流会





★ドルフィンツアーについて★
 みなさんはツアーと聞くと何を思い浮かべますか?大型バスを貸しきって添乗員一人に運転手一人で、旗の後をぞろぞろと。。。料金も安く有名なところをいろいろ連れていってくれるので格安ツアーも人気高いようですね。今回のドルフィンツアーはBeGood Cafeの企画でキッズキャンプ・プロジェクトで主催されている。このツアーの定員は10名で3人のスタッフが同行する。参加費もそれなりの料金だ。しかし、大量格安のツアーとは違った良さがこのツアーには満載だ。スタッフもとても親切で、ダイビングインストラクターのさっちんはマスク、スノーケル、フィン、ウェットスーツ購入時にいろいろ相談に乗ってくれて、なんとツアー2ヶ月前なのに買い物まで付き合ってくれた。それだけ、このドルフィンツアーに思い入れがあるんだなぁ。そんなツアー聞いたことないよぉ。っていうか、「買い物に付き合いますよ」と言われて、「お願いします」って言うまんまも珍しいようだけど。

★集合・出発★
集合・出発  8月22日(日)21:00浜松町の北口に集合した。集まった参加者は分類できないほどの多種多用。ドルフィンツアーはおねぇちゃんばっかだよ、何が目的だ?とか言ってたやつがいたなぁ。(笑)スタッフ3人(あやちゃん、大吾、さっちん)と9名の参加者(まっきー、じゅんじゅん、フランケン、ゆうちゃん、みく、かい、エリー、かとけん、まんま)は竹芝埠頭まで小雨の中を歩いて向かった。竹芝埠頭には凄い数の人がいた。人の事は言えないが、みんなお盆直後だというのに何処にいくのだろう?出発を待つまでの間で簡単なアイスブレイクゲームを行った。すぐに雰囲気はほんわかほんわか、どうやら楽しいツアーになりそうだ。船は指定席で一人あたり、畳1畳分くらいのスペースがある。御蔵島に到着するのは朝の6時。100円で毛布を借りてお休みで移動する。消灯まで1時間あるので、デッキに上がってみた。船は以外にも早い、200kmを8時間かけて航行するので時速25kmくらいだろう。海から見る東京は光輝き、まるで眠ることを知らないようだ。もうすぐ0時だというのに、羽田には飛行機が頻繁に発着していた。ずっとみんなとおしゃべりしながら、ビール片手に気持ちの良い風をずっと感じて居たかったけど消灯時間となってしまった。船内に戻るとちょっと肌寒い、どうもいつもエアコンが効きすぎているらしい。夜中にふと目がさめるとフランケンが暗闇の中でカップラーメンをすすっていた。今回の名物キャラはきっとフランケンに違いないと確信して再び眠りについた。朝、目がさめると船は大きくゆったり揺れていた。御蔵島に船が本当に着くのだろうかとちょっと心配だったが、埠頭に到着すると波は穏やかになっていた。小雨が降る中、海を見るとイルカが港の中でのんびりしていた。すごい、いきなりイルカに遭えちゃった。しかも、数十頭いるじゃないか。台風も近づいていて、ずっと天気を心配していて本当にイルカに遭えるのだろうか?と不安な気分が一掃されてしまった。御蔵島にはほとんど平地がない。港の周りには何もなく、港から車に乗ってどんどん上に上がっていく。家もすくなく、観光地をイメージしていたので、ちょっと意外な静けさだった。宿について時計を見るとまだ7時前。本日の最初のプログラムの講習会が始まるにはまだ2時間以上時間がある。朝食を済ませ、みんなでお散歩にでかけることにした。

★朝のお散歩★
展望 おさんぽ  今回の宿「鉄砲場」からちょっと下ると見晴らしが良い場所がある。正面には三宅島が見える。割りと三宅島までは近く、風向きによっては、御蔵島まで、火山ガスが漂ってくるそうだ。ここのすぐ下にはニワトリ小屋があった。周りを草に覆われていて、どうやって人が行き来しているのか不思議だった。平地がほとんどない御蔵島では、小さな畑が点在している。畑に行くには細い道坂道しかなく、歩いていくしかない。機械化が進んだ世の中とは別世界だった。あまり植物には詳しくないないのではっきりしたことは言えないが、なんとなく植生が普段みなれているものとは違うようなきもする。植生一つとってもこの島の歴史を物語っているのだろう。宿に帰ってきても1時間程時間があったのでちょっと仮眠をとることにした。


★講習会★
海暗の島 島の説明  講習会は近くの公園で行う予定だったが、先客がいたので、観光案内所でおこなうことになった。まずは、あやちゃんが御蔵島の話しをしてくれた。すぐ近くには黒潮が流れていること、オオミズナギドリのこと、噴火口が池になっていること、年間降水量が東京(本土)の3倍ととても水が豊富なこと等を話してくれた。続いて、二人一組になって、裏表に御蔵島に関するキーワードが書いてある紙を渡された。それぞれの組でそのキーワードが何を示しているか考えるのだ。まんまみくとペアを組み「縄文時代」、「13世紀」の二つのキーワードについて考えた。みくは「縄文時代」から御蔵島に人が住み始めたんじゃないの?と言ったが、どう考えても縄文時代に本土から御蔵島に渡るのが無理そうなので、「縄文時代」に御蔵島が誕生し、「13世紀」から人が住み始めたという結論に達した。しかし、正解は縄文時代の土器が出土しており、「縄文時代」に人が住んでいた。しかし、その後から「13世紀」までは人が住んでいる痕跡がなくなっている。ということで、「縄文時代」と「13世紀」は人が住み始めた時なのだ。「13世紀」はともかく、縄文時代にどうやって、御蔵島まで渡ったのだろう。そして、何が原因で「13世紀」まで人が居なくなってしまったのだろうか?その答えは現在解っていない。ちなみに、御蔵島が誕生したのは今から1万年前だそうだ。他のキーワードは以下のとおりだ。なんの事か調べてみよう!!
 「海暗のしま」「玉石=イルカ」「オオミズナギドリ」「スダジイ」「ナガシ」「ほうろく焼」「ショッカラ」

オスとメス オスとメス 続いてイルカクイズだ。EとFだけ答えを書いておこう。その他は調べてみてね。
 @御蔵島のイルカの特徴は?
 Aイルカの食べ物は?
 Bオスとメスの見分け方は?
 Cイルカの寿命は?
 Dイルカの群れはどうゆう構成?
 Eどうして御蔵島にイルカがいるの?
  海が深く、流れが早い場所がすき。けわしい崖があり、隠れることができる。地すべりが多く、逃げ込める。
  滝が多く、体を休める(寄生虫や小判ザメをとる)ことができる。黒潮のめぐみ。
 Fイルカと一緒に泳ぐ時の約束は?
  イルカの自然な行動を妨げない。
  イルカに触ろうとしない。
    何をしているのかじっくり観察しよう。

スノーケルの使い方 スノーケルの使い方  担当がさっちんに変わってダイビングの講習会となる。シュノーケリングで使うアイテム(マスク、シュノーケル、フィン、スーツ、グローブ)の説明が行われた。まずは、マスクからだ。レンタルの人、新品の人がいたので、フィット感を確認するため、ストラップを使わずにマスクを顔に当て、ずれ落ちないかチェック。マスクを着ける時は髪の毛を挟んでしまうと、水が入ってきてしまうので、注意が必要だ。その後はストラップの調整方法を教わった。シュノーケルはくわえ方からシュノーケルクリアの方法を教わった。まんまはあまりシュノーケルを使ったことがなく、事前に下田で泳いだ時は思いっきり海水を飲んでしまった。潜った後にシュノーケルクリアする前に息を吸ってしまったのだ。フィンは履き方、脱ぎ方を習った。場合によるが、水中で脱いだり、履いたりすることもあるので、スムーズに行えるようにしておこう。いつも海で泳ぐ時、まんまは軽装備なのだが、ウェットスーツは浮力を得ることと、体温を保つために重要でダイビングでは必須ということだった。実際に潜る場合には、まだまだいろいろな知識が必要なのだが、午後のシュノーケリング講習で実践することになった。子供のころから、自己流でずっと海に入っていたが、たまには講習会を受けてみるのもいいかなぁと思える講習会でした。

シャチとタカベ イルカとタカベ  講習会が終ってもお昼まではまだ1時間、大吾担当でみんなでゲームをした。まずは、ちょっとイルカになってみる。イルカはコウモリのように超音波を出して物に当たった反射波で見分けることができる。そこで、イルカになる人は目を瞑り、”クィ〜ン”となく。イルカの大好きなタカベはイルカが”クィ〜ン”と鳴いたら、”クィ〜ン”と反射波を出してあげる。イルカがタカベを捕まえることができたら、ゲーム終了だ。最初は鳴き声の反射というより、足音でわかってしまったようで、イルカは割りと簡単にタカベを捕まえていた。まんまに順番が回ってきた。なぜか、そこで、イルカじゃなくてシャチになってしまった。それってどうゆうこと?シャチも超音波だすのだろうか?そもそもシャチはなんて鳴くの?そこで出たのが”シャチー”そんな風に鳴くわけないのだが、細かいことはいいとして、ゲーム続行。逃げるタカベも慣れてきた。タカベ役のまっきー、さっちん、大吾はいつの間にか、忍び足になって、足跡をたてないようにして、立体的な動きをするようになっていた。捕まえるまでに3分くらい掛かったような気がする。シャチも獲物を捕らえるのは大変そうだ。
 続いては、御蔵島の何か1つをそれぞれが選ぶ。例えば、イルカ、オオミズナギドリ、滝、雲、雨、スダジイ。。。全員で小さな輪になって関連している人同士が手をつないでいく。ながし(風)→雲→雨→滝→イルカ。。。。最後は元に戻るためにちょっと強引なつながりとなるが、輪の中心に絡み合った手がすべてつながった。ここまでくると知っている人は想像がつくだろう。人間知恵の輪だ。以前にやった時はぜんぜん解けなかったが今回は、以外に簡単に解けてしまった。全員手をつないだまま大きな輪を作った。御蔵島の輪だ。手を伸ばし、体重を後ろにかけて、全員でバランスをとる。ここで一人が動いてしまうと、その周りの人も影響をうけて動いてしまう。御蔵島ばかりではなく、自然はお互いに影響し合って成り立っている。何かが駆けると輪が崩れてしまうのだ。自然のバランスを体で体験して、本日のゲーム終了。食事の後はいよいよ海へgo!



★いざ海へ★
ツバメウオ 準備中  昼食のカレーを頂いた後は、全員ウェットスーツ姿に変身して海へ向かう。宿から泳げる姿で海にいけるだけでなんか幸せな気分だ。今日は港でシュノーケリング講習を行う。港に着くとちょっと波があったがあまり気にならないほどだった。しかし、海に入る前に海をよくみて確認してくださいとの事だった。海を見ていると水面に季節はずれの落ち葉が。。。と思ったらツバメウオの幼魚(写真の枯葉みたいの)だった。ツバメウオの幼魚は枯葉擬態をする。本当にどう見ても枯葉で、どこがツバメなのかがまったくわからなかった。大人になるとツバメになるのだろうか?次に曇り止めを行う。マスクの内側に唾をつけて指でこするのだ。いつも、海藻で擦っていたが、唾でもいいんだ。そういえば、海を見ると海藻が少ないのに驚く。下田の海では考えられない。考えてみれば、海底には玉石ばかりだ。石は海底を転がり、海藻がつき難いのだろう。海にはハシゴを使って一人づつ入っていった。防波堤から飛びこんだ方がラクチンのような気がしたが、ここはしっかりとおとなしくと思っていたらフランケンが飛びこんでいた。going my wayさすがだ。海の中に入るとフィンにかかる水の抵抗にちょっと驚く。足が自由に動かせないのにちょっとイライラ。すぐに、うつぶせの状態から体を起すことが出来ないのに気がついた。フィンが抵抗になるのだ。おかげで、いきなり溺れそうになった。しかし、くるっと仰向けになって、カカトから足を沈めれば立ち泳ぎができることが解った。何も知らないと言うのはちょっと怖いね。他の人のフィンは小型だったので、問題なかったようだ。しばらく、お魚を追回していると、集合がかかった。そういえば、まだ講習があったんだ。
講習会 講習会  まずはマスククリアからだ。マスクの中に水が入ってしまった時に水を出すのだ。鼻から息を吐くだけなので、誰もが簡単に出来ていた。でも、ボンベ背負って、水中でマスクに水が入ったら、パニックになりそうだなぁ。続いて、シュノーケルクリア。午前中に練習したので、これもOKでしょう。耳抜きとジャックナイフ(くの字に体を曲げて水中に入る)は苦労している人もいた。まんまも耳抜きは苦手だ。地上だと抜けるんだけどね。だから、普段はあまり深く潜ることはない。ジャックナイフは慣れると簡単なんだけど、なんでうまく潜れないのかよくわからない。体で覚えているので、コツがなんなのか自分でもわからないんだ。さすがにさっちんは綺麗に潜っていくなぁ。中には浮かびたくても沈んでしまう人もいた。大吾だ。まんまは無縁なんだけど、筋肉質の人は水に浮かばないのだ。
海亀 大吾  基本的に砂地で玉石がコロコロしているところでは、隠れるところが少なく、魚影もすくないように思えたが、石の影とかに隠れていたようだ。感激!!海ガメが現れた。ゆったりとまるで人がいることをまったく気にしないように優雅に泳いでいた。その先に何があるのだろう?この日であったのは*ツバメウオ/イスズミ/ブダイ/キビナゴ/サヨリ/ウツボ/*オヤビッチャ/*ソラスズメダイ/トゲチョウチョウウオ/アオウミガメ/*タテジマキンチャクダイ/ハコフグ/*ハタタテダイ/タカノハダイ/ニシキベラ/イシガキフグ他(*は黒潮で運ばれた南方系の魚。死滅回遊魚と言われ冬を越すことができないのだ。)みんながみんな見れた訳ではないのだが、数えてみると結構いるものだ。魚を見ても楽しいが、みんなの泳ぐ姿もなんか面白かったなぁ。
地元の子 ピース  ”ウォー、ウォ"と何やら音が水中で聞こえてきた。イルカにしては重低音だと思っていたらカトケンだった。(笑)どうやら感動して、水中で騒いでいたらしい。とてもカトケンらしい。他の人も大分シュノーケリングに慣れてきたようで、スイスイ泳いでいた。とくにかいは波止場から飛び降りたり、ウェットスーツ脱いで、水着になったりとまるで、地元の子供のようだった。ちょっと色白だけどね。まんまもフィンの絶大な威力に感激。今まで体験したことないスピードで泳げる。楽しくてバシャバシャ泳いでいたら、「本当にシャチみたいで怖かった。」と言われてしまった。朝のゲームを引きずっている。


★交流会★
 宿に戻ると、雨がぱらぱら降ってきた。ちょっと遅かったら、荷物もずぶ濡れだった。ラッキー。お風呂に入った後はみんなで今日撮った写真を眺めながらの〜んびり団欒。いいねぇの〜んびり。じゅんじゅんの四万十川カヌートレッキングレポートも見せてもらった。5日間も四万十川で遊んじゃったらしいのだ。川下りもしてみたいまんまにとっては憧れなのだ。
 夕食には朝のイルカゲームでも登場したタカベが登場した。脂がノッテテとてもおいしいのだ。みんな長〜い一日にお腹はペコペコ。ご飯を4杯も食べていた人もいた。
 食事後は今日一日のふりかえりをみんなで共有した。みんないろいろな発見やシュノーケリングの進歩に興奮気味だった。でもちょっとまんまはへこむ。フランケンに「魚がいたからまんまに教えてやったのに、おまえがバシャバシャと泳ぐから魚が逃げちまったじゃねぇか。じっとしていれば魚からよってくるのに。」と言われてしまった。たしかにそんなシーンがあったなぁ。たしかにシャチみたいのが近づいてきたら逃げるよなぁ。いかん、いかん明日のドルフィンスイムでは反省を活かさなくては。
 ふりかえりに続いて、島の人との交流会ということで、宿の主みちおさんのお話を聞かせていただいた。その前に、悲しいお知らせ。なんと先ほどから雨、風がひどくて、天候を心配していたのだが、台風16号が接近してきているので、一日予定を繰り上げて、明日の午前中に帰らないと5日間島に閉じ込められてしまうということだ。え、ドルフィンスイムは?全員の表情が一気に落ちこむ。「ちょっと忙しいけど朝、6時から海にいってみましょう。」という言葉にちょっとほっとするが、なにせこの雨だ。不安は拭いきれなかった。それでも、わずかな希望を頼りに朝早いということで早めに今日は解散することになった。その前に、みちおさんのお話だ。
 ドルフィンツアーは10年くらい前から始まったばかりで、それまでは島の人はイルカはあまりにも当たり前の存在で特に意識もしていなかったそうだ。92年に宇津孝さんがイルカに会いたいと問い合わせをしてきた時は「イルカに会ってどうするんですか?」と思ったらしい。そればかりか、貝を潜って取っていると、姿は見えないけど、どこからかイルカの鳴き声がしたり、サメのように襲ってこないことは解っていても遭遇すれば大きいし、海では絶対的にイルカが有利なので恐怖さえ感じていたそうだ。今の島の小学生はイルカウォッチブームの真っ只中で育ってきたので、イルカと泳げと言えばそれなりに泳ぐが、10年前の小学生、中学生は怖くて一緒に泳ぐなんてまずしなかったそうだ。ドルフィンツアーが始まる前というのは宿泊施設もほとんどなく、年間の観光客が数十人しかいなかった。今では、船から一度に100人程が降りてくる。年間の観光客は数千倍に膨れ上がった。それでも、御蔵島は、故郷といったような感じの島で、下田で生まれ育ったまんまからみれば、まったく観光地とは言えない。それでも、島の人にとってはこんなに人が来たら超観光地になってしまったと思っているようだ。ドルフィンツアーが始まる前は、漁業、農業、出稼ぎ(島の公共事業:ゼネコン)で生計を立てていた。漁業だけ、農業だけでは食べていけないので、それぞれが兼業で生計を立てていたようだ。観光業が盛んになったとは言え、今でも職業はと聞かれたら、気持ち的には漁業と答えたいそうだ。
 島の人同士も仲がいいようだ。同級生なんかは兄弟のような感覚だという。それだけに犯罪もほとんど発生しない。泥棒しても逃げることできないしね。それでも、警察官は御蔵島に駐在している。なんと、ビデオレンタルもしているそうだ。元々、駐在文庫というシステムがあって、それが発展したらしい。当たり前だが、お医者さんはも島にいる。しかし、お産婆さんがいない。出産するときは、島を離れる。最後に島で出産したのは20年前らしい。歯医者さんは2ヶ月に一回くるそうだ。虫歯になったら大変だ。
 この4月から御蔵島の森には勝手に入ることができなくなった。イルカウォッチングも同様だ。ガイドが付き添わなくてはならない。島の自然を守るのと、島民の生活を支えるためだろう。みちおさんは御蔵島を今後どうのような島にしたいですかという問に「今の状態が10年、20年と続いていってほしい」と言っていた。島民にとっては超観光地でも、世間一般では観光地らしくなく、これくらいなら自然も許してくれるのではと考えているようだ。先日エコツーリズムを勉強する機会があった。その時は、エコツーリズムの問題ばかりが頭の中をめぐりめぐって、ちょっとネガティブになっていたが、島という特殊な環境、観光地としてはまだ新しく、本当のことはよくわからないがエコツーリズムが成立している地域なのかなと思った。最後の質問はお勧めのイルカウォッチングスタイル=「ゆったり、のんびり」ということでした。でも、明日は時間がなくて、ゆったりのんびりできるかわからないけどね。明日の朝は早いので今日は早めにお開きとなった。



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