オイスカ 農業塾 春夏コース 準備編 第5回  2007.03.17

土起こし(EMボカシ・ニームまき)
カボチャとキュウリの種まき



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土起こし(EMボカシとニームをまく)

EMボカシの袋つめ

 3週間前に仕込んだEMボカシが仕上がったので袋つめを行った。
EMボカシはすでに乾燥している。半分は今回畑にまいて、半分は追肥用に保管しておく。
 

EMボカシ畑にまく

 土起こしということで、EMボカシを畑にまく。今回はEMボカシ15袋をまいた。
本来は肥料を土の中に入れないほうがよいのだが、植付けまではまだ1ヶ月以上あるので、
土の中にいれても大丈夫だ。肥料を土の中にいれると害虫が発生しやすくなる。
雑草等も肥料になるので、土起こしは少なくても、植付けの1ヶ月前には行ったほうが良い。
土起こしは畑をかき混ぜることにより、土を柔らかくし、土の中に酸素を供給することによって、
土の中の菌が元気になる。EMボカシにも優良な菌が生きているので、土が元気になる。
 春は1ヶ月程畑を遊ばしておくこともできるけど、夏、秋、冬はなかなか狭い市民農園では
難しそうですね。 

ニームをまく

 EMボカシと一緒にニームを蒔きました。
ニームとは、インド産の木の名前で、「アザディラクチン」という成分が、昆虫の卵のふ化、
変態を防いだり、成虫の食欲を減退させる働きがあります。しかし、人や家畜等の哺乳類には
まったく無害の不思議な植物です。つまり、人には無害な天然の防虫剤なのです。
また、薬として、人が飲むこともあるようです。
 今回蒔いたのはどうも、実を絞ってオイルを取り出した後の搾りかすのようだ。防虫効果のほかに、
土壌改良効果もあるようだ。ニームには病菌の働きを抑える放線菌を活性化する働きがある。
EMボカシを蒔くことによって、良い菌を増やし、ニームで悪い菌を退治するのだ。

 現地(インド等)でのニームの使われ方
 ●防虫効果
  ・乾燥させたニームの葉を穀物の貯蔵庫にいれる。
  ・乾燥させたニームの葉をタンスにいれる。
  ・ニームの実の搾りかすを水田にまく。
  ・垣根代わりに植える。(ゴキブリが近寄らない)
 ●健康
  ・数枚のニームの葉をかむ。(血液浄化作用)
  ・枝をかむ(歯磨き代わり)
 
 いろいろ調べてみると、アブラムシにも効果があるようです。うちの畑はアブラムシが
よくくるので、ちょっとニームがほしくなっています。肥料やオイルを購入するのもいいのですが、
ニームの苗は1000円くらいで販売されているようです。基本的に丈夫のようですが、ちょっと
寒さには弱いようです。南伊豆で栽培していましたが、だいぶ枯れてしまったようです。室内での栽培や、寒さ対策が必要のようです。
苗は6月〜7月が出荷のようです。ご注文はお早めにしたほうがよさそうです。
豊田市のホームセンターを何件かまわってみましたが、ニーム関連商品は見当たりませんでした。

●ニーム関係の通販ショップ
 マグー健康ショップ
 日光種苗  

●ニーム関係のリンク
 日本ニーム協会   ・・・日本でのニーム公式サイトでしょうか
 ミネラルネット     ・・・無農薬有機栽培を推進しているみねらるネット。ニームの詳しい紹介あり。

耕す

 EMボカシとニームを蒔いた後は、畑を攪拌する。さすがに人力でやるのは大変なので、トラクター
を使う。土起こしは、天気の悪いときはできない。理由を聞くのを忘れたが、土がどろどろになって
乾くと固まってしまうからだろうか。

 

カボチャとキュウリの種まき

すでに種まきしたピーマン、ナス、トマト、ミニトマト

 写真は左上から
  ・ピーマン  種まきから5週間
  ・ナス     種まきから5週間
  ・トマト    種まきから4週間
  ・ミニトマト  種まきから4週間

 10%くらいは苗が死んでしまうと聞いていたが、今のところ順調に育っている。
双葉のときは何の苗か判らなかったがそれぞれ特徴のある葉になってきた。
ビニールハウスの気温は28度。育成には十分な温度だ。
畑に植え付けるまでの1ヵ月半まだまだ大きくなりますよ。
  

カボチャとキュウリの種まき

 カボチャとキュウリの種まきをしました。カボチャはほっこり133。名前からしてとてもおいしそうです。
キュウリは夏すずみ。さわやかなキュウリができそうです。
 種まきも3回目なので慣れたものですが、今回は新しい知見がありました。
種の向きを揃えて植えるということです。種の向きによって、苗の向きも変わってきます。
苗の向きがそっろっていないと苗同士がぶつかって育成に影響があるそうです。
そこで、カボチャ、キュウリともに種の向きを揃えて綺麗に並べて蒔きます。
カボチャは判りやすいのですが、キュウリは片方にちっちゃいトゲみたいなのがあります。
このトゲの方向を揃えるのです。目が悪い人にはちょっと厳しい作業です。
 カボチャはポッドの上に新聞紙、ビニール、毛布を被せて保温します。
新聞紙は保温と保湿の両方の働きがあります。新聞紙の上から水をまきます。
キュウリは他と一緒で育苗器の中にいれます。
どちらも、3日くらいで芽がでるようです。

 次回は、キュウリの移植作業の予定です。

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