ホールアース自然学校 アウトドアクッキング  2004.11.06
 「酵母を育てて、パンを作ろう!」





★ 完成した石窯となんかちがう参加者 ★

今回の参加者 完成した石窯  開拓団で製作していた溶岩石窯の完成に合わせて行われたアウトドアクッキング。メーカー(笑)としては、ぜひとも参加しなくちゃと思って申し込んだのだが、なかなか日程が合わずに、ほとんど石窯つくりには参加できなかった。キャンプサイトに下りてみると、おお、あるぞ、あるぞ石窯が。すごい、ちゃんと出来てるじゃないか。開拓団メンバーのりょうも気になって中を覗きこんでいる。さて、今回のアウトドアクッキングは天然酵母パンを完成したばかりの溶岩石窯で焼くのと、コーヒー自家焙煎をしながら、採れたて新鮮野菜サラダを頂く。参加者を見渡すと、う〜んなんかいつもの客層が違うような。自然と同化するのさ〜、というより街からやってきました(変な表現だ)という感じだろうか?それでも、みんなの自己紹介を聞いているとホールアースに訪れるのが、2回目だったり、ホールアースは前から気にはなってて、今回初めてきましたとか、それぞれ注目はしていたようだ。そんな人々には今回の天然酵母パンアウトドアクッキングはとてもいい機会だったようだ。もちろん、ヘビーリピーターにとっても外で、生地をコネコネ、石窯でピザ&パン焼き焼きはとても楽しいのだ。

★お勉強から始めよう!!★

天然酵母 天然酵母  まずはスタッフのラガーと、パンつくりの講師のりぱんの挨拶から始まった。のりぱんは普段はデザイナーの仕事をしていて、天然酵母パンは趣味で始めたようだ。のりぱんのパンは人気上々で、友達に天然酵母パンの作り方を教えているようだ。
 自己紹介の時点ですでにお腹が空いている人もいるようだが、まずはお勉強から始めよう。酵母ってなんだと思います?酵母は生き物で、微生物だ。発酵食のヨーグルト、納豆、味噌、醤油、パン、ビール等は酵母の働きによってできてる。納豆菌、麹菌、乳酸菌と呼ばれているのが酵母だ。これらの微生物は特殊のものではなく、すごく小さいので見えはしないが空気中に漂っている。その大きさは1mmの100分の1〜200分の1とすごく小さい。なかなかみることができない酵母をまずは体験してみる。この日のためにのりぱんは沢山の種類の酵母を仕込んできてくれた。ビンの中には「ぶどう、ラフランス、ゆず、りんご、大根、にんじん、玄米」の酵母が生きている。ビンの蓋を開けて、香りを確認。ビンを開けると「たくわん」の匂いやら、「甘酒」の匂いやらおいしそうな匂いがしてくる。「ゆず」のかおりが一番良かっただろうか。ちょっと「にんじん」は微妙だったような気がするが。。。酵母は甘いものが好きで、果物の皮とかにもついている。空気中、果物の皮についている酵母を育てた結果がビンの中だ。酵母を購入して入れたのではなく、自然にある酵母を自然に育てるのだ。りんご酵母とか、ぶどう酵母とか言っているが、そういゆう酵母がいるのではなく、りんごやぶどうをエサとしている酵母なのだ。
 酵母も生き物なので、育てるのは大変かと思えばすごく簡単だ。ただし、最初は部屋の中に酵母があまり住んでいないので、なかなか発酵しないようだ。続けているうちに酵母が部屋に集まってくるようで、気長にトライしてみよう。 酵母の起し方の説明

酵母のおこしかた:用意するもの

 ●煮沸消毒したビン(密封できるもの)
 ●好きな果物又は野菜・・・・・・・・・・・・・・適量
 ●水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
 ●砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1〜2杯

酵母のおこしかた

 ●果物又は野菜をすりおろす、つぶすなどしてビンに入れる。細かいほうがよく発酵します。
  (酵母は皮に多くいるのですが、農薬が心配であれば、皮は剥いたほうがいいでしょう。)
 ●ビンの半分くらまで、果物又は野菜をいれたら、かぶるくらいの水を加える。
 ●砂糖を大さじ1〜2杯加える。野菜は糖分がすくないので、倍くらいいれましょう。
 ●密閉して、25〜30度くらいの所に保管。
 ●1日1回はビンの蓋を開けて、ガス抜き&空気の入れ替え。
  最初は変化がないが、3日目くらいから次第にぶくぶくと泡が立つ。
  すりおろした果物や野菜が浮き上がってくる。
 ●蓋を開けた時に「シュポッ」と勢いのいい音がでたら酵母完成。
  完成までには、4日〜5日かかります。

酵母のおこしかた:Q&A

 みんな興味深々でいろいろな質問が飛び交った。きっと今ごろは各家でいろいろな酵母がすくすくと育っていることだろう。まんまは大根酵母に結構はまっている。冬の定番酵母になりそうだ。それと小豆酵母にチャレンジしてみた。小豆はのりぱんも試したことが無いそうだ。豆の何処を酵母が食べているのか不思議そうだった。何の先入観もないといろいろチャレンジできる。みなさんもぜひ変り種にもチャレンジしてみてください。

★生地をつくろう★

こねる 分量は正確に  酵母が出来ていれば、生地の作り方はイースト菌とそれほど大きくは変わらない。大きな違いといえば、発酵時間が長いことだろうか。本当は自分でこねた生地を石窯で焼けるといいのだが、今回こねた生地は持ちかえりとなる。

基本のパン作り:用意するもの

 ●小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・・300g
 ●酵母液・・・・・・・・・・・・・・・・90ml
 ●水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90ml
   (水と酵母水は合わせて小麦粉の60%)
 ●砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・15g(小麦粉の5%)
 ●塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6g(小麦粉の2%)
 ●道具 ボウル、オーブン、カード(あれば)

基本のパン作り:酵母パンの作り方

2次発酵終了 こねる
 いつも分量を適当なんだよねと言ったらのりぱんに怒られた。パンつくりは正確さが命なんだよね。天然酵母パンの生地はイースト菌に比べて、つるんとしていて、触っていても気持ちがいい。すぐに酵母が働きだしているんだね。のりぱんが予めにつくった生地をみてみるとすごいふわふわですごく触って気持ちいい。こんなに膨らんだ生地をみたことないなぁ。すごいぞ天然酵母。すごいぞのりぱん

★ピザとパンを焼こう★

ピザを作る 焼けた ピザを入れる  夜中にのりぱんが仕込んでくれた生地がタイミングよく2次発酵が終了している。早速、みんなで分担してピザを作って焼いてみる。しかし、ここでちょっと問題が。。。ちょっと欲張り過ぎてピザが大き過ぎた。石窯には入る大きさなのだが、熱くてピザを入れるのに一苦労。そこで、ピザを一回折って入れて、中で広げて焼いた。ちょっと見た目は悪くなるが、味には影響ないしまぁいいか。窯に入れると生地がぷーーっとふくらみチーズがグツグツ。すっげーおいしそう。はやく、はやく、食べたいよう。ピザが焼きあがると歓声が。「できたーー」ちょうどいいタイミングでスタッフのゴルゴが採れたての小松菜と水菜を持ってきてくれた。最近は肉より野菜の方が高いからなぁと言っていた。野菜もモリモリ食うぞ。ピザを食べてみると「おいし〜い」。生地表面のパリパリ感と中のもっちり感が最高にいいのだ。天然酵母も石窯もすばらしい。せっかくのダイエットが。。。こりゃ食べ過ぎちゃうぞ。家に庭のある人はきっと石窯が欲しくなったに違いない。まんまも庭があれば絶対作っているぞ。ああ、庭付きの家がほしい。
撮影隊 焼けて良かったとほっとするのりぱん カンパーニュ  パンもダッジオーブンと石窯で焼いてみる。ちょっと温度が低くて、酵母に元気が無くて心配していたが、凄く綺麗に焼けた。蓋を開けると「おぉ」と歓声が。撮影会が始まった。いつもと環境が違うので、のりぱんもうまく焼けるか心配していた。とても上手に焼けたのでほっとしている感じでした。余分な水分を飛ばすために、食べたい気持ちを押さえて、ちょっとパンを冷ます。なんか待ちきれないんだよね。この時間が。その間におしゃべりしながらお茶でちょっと一息。天然酵母パンはベーグルがお勧めといっていた。たしかに、もっちりしていておいしそう。今度挑戦してみよう。石窯作りアドバイザーの須藤さんも顔を出してくれた。いい窯が出来ましたねぇとお褒めの一言を頂きました。そうこうしているうちに、パンが食べごろに。玄米酵母パンを頂いたが、とても甘味というか旨みがある。甘味といっても砂糖の甘さではない。砂糖は入っているが酵母が食べてしまうので、砂糖の味はしない。その他には塩しか入っていないリーンなパンなのに、甘さがあるのは不思議だ。これも酵母パワーがなせる技だろうか。しかし、家で焼いた天然酵母パンはこんなにおいしくないぞ。何が違うのだ?分量がてきとうだったり、発酵時間がてきとうなのがいけなかったのだろうか?よし!追いつけ追い越せのりぱんだ。

★コーヒーと焼きりんご★

コーヒー豆の変化 コーヒー豆をいる 焼きりんご

 今回の企画は欲張りで、パンだけではなく、コーヒー豆焙煎と焼きりんごまでついてくる。普段コーヒーは粉や焙煎した豆を買ってくるだけだが、自分で焙煎し焙煎したてを頂く贅沢な企画なのだ。コーヒー豆は元々、白い色をしている。炒ることによって、段々黒くなっていくのだ。焙煎はなかなか根気のいる作業だ。1時間くらい豆を炒らなくてはならない。一人でやると大変なので、交代でやるといいだろう。コーヒー豆を炒る専用の物も売っているが、フライパンでも炒ることは可能だ。炒りたて、ひきたてのコーヒーはすごく香りがいい。休日、お気に入りの音楽をかけながら、家で1時間かけて1杯のコーヒーをいれるとか凄い贅沢だなぁと思ってしまった。しかし、まんまは紅茶党なのだな。焼きりんごも石窯にいれまんべんなく火が通ってとろ〜りとろり。ピザとパンとサラダでお腹いっぱいだったのに、さすが甘い物は別腹ですな。

★ふりかえり★

全員集合  みなさんの感想は、自分で炒ったコーヒーがうまくて感動。天然酵母パンが凄くおいしい。次から次へと出てくる食べ物でお腹もいっぱい、周りは自然もいっぱいでとても楽しく有意義な1日でした。野菜のおいしさに感動。期待どおりすごく楽しい時間。フルコースで自然のものを沢山頂きました。驚きの連続。楽しい人たちとのおしゃべりがとても楽しかったです。天然酵母パンがこんなに簡単にできるとは思わなかった。これから続けたい。というようなもので、みなさんとても満足な1日だったのではないでしょうか。
 のりぱんからは、みなさんにおいしいと言って頂いて幸せです。酵母は生きていて、自分で育てて、食べられる。命を食べながら生きているありがたさを感じながらの生活を味わっていただけたらと思っています。
 ラガーからは今回のメニューは普段ありふれているもの。ありふれているものをもう一度見なおしてみたいと思ってこの企画を考えました。ちょっとこだわるだけで、こんなに凄いことになる。しかし、そんなに難しいことではない。最近スローライフという言葉を聞くことがあるが、ちょっとこだわるだけで、心が豊かになる。こうゆう輪を広げていけたらなぁと思っています。


選科 第1回:エコツーリズム 〜観光と自然文化保全〜 2日目
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