さぁ、ベランダビオトープの準備をしよう!!
★まずは考えよう!
大和沼エビ  どんなビオトープにするか考えるのもたのしい。
 ・水槽にして、横からも観察したい。
 ・ビオトープの中に陸地をつくりたい。
 ・近くの池の生物を招き入れたい。
 ・なるべくお金はかけない。
@水槽
 沼津市のアクアランドクラシックで中古の水槽を2000円で購入。
A土と水と微生物
 園芸用の土が余っていたいので、流用することにしたが、水に浮いてしまって大失敗。足りない分は、近所のため池からちょっと頂きました。その池の水と、微生物を採取したかったので底にたまっていた落ち葉と水草・藻を頂いてきた。これらに微生物がいっぱいついているはずだ。この微生物がめだかのエサとなる。
水は重たいので、ベースとなる量を小量。PH(ペーハー:アルカリ性、中性、酸性)が急激に変化すると死んでしまう生き物もいるため、序々にカルキ抜きした水道水を加える。水道水のカルキを抜くには、バケツに汲んで1日置けば大丈夫。
B生き物
 ヒメダカ、大和沼エビをそれぞれ10匹づつ購入。エビは池では見当たらなかったし、めだかは絶滅危惧種のため、見つけたとしても採るのは遠慮しよう。そういえば、野生のめだかって20年近く見ていないなぁ。それと、フトイ、ボタンウキクサ、ニッコウスギを購入してきた。結構水辺の植物って高いのね。
C石と流木
 石垣をつくり、水辺を表現したいので、近所の空き地から石を拾ってきた。流木は1つ400円くらいで購入しました。


★水槽にいろいろ入れる

完成 土を入れた水槽

 水槽に土を入れる。石を積み上げ、水槽の中に陸地を作る。こうした、環境の変化は、生き物によっては住みやすい環境であったり、隠れ家になったりする。陸地には水辺の植物を植えたいと思う。最近はホームセンターにも水草や水辺の植物が販売されている。ひととおりの準備がそろっていれば、すべてのものを入れるだけなので、あっという間に完成である。生き物を入れる前にPHを計ってみる。PH試験紙は熱帯魚を扱っているお店なら置いてあると思います。PH7.5なのでちょっとアルカリ性。エビ、メダカを購入したビニール袋の中に序々に水槽の水をいれ、PHショックを和らげる。はやく、水槽で泳いでいる姿を見たいので、半日たったら入れてしまった。本当はどれくらいなれさせればいいのだろうか?それにしても、写真を撮るならもうちょっと片付けてから撮れば良かった。

★そ〜っと覗いて見てごらん

めだか えび 夜のえび

 水槽をそ〜っと覗いてみると、メダカと沼エビともに元気のようだ。新しい環境にも慣れてくれるようだ。しかし、次の日になるとメダカは見えるものの、エビの姿が見えない。どうしたんだと探してみると、底にたまっている落ち葉の下からひげがピクピク動いている。体隠してひげ隠さず。そんなところにいたのか。10匹いれたんだけど、何匹いるかはちょっと確認できないな。ちょっと隠れる場所を提供しすぎたかなと思ったが、身を隠すのはエビの習性でしょうからいいとしよう。ところが、夜にライトを照らして見ると、エビが丸見えだった。夜行性のようだ。エビはびっくりして逃げてしまう。ごめんよ、でも観察させてよ。(写真で光っている目がわかりますか?)次回からは日々の観察をレポートしていきます。それにしても、水中の様子を写真に収めるのは難しい。どうやったらうまく撮影できるのだろうか?


 ベランダビオトープメイン